サルノコシカケが生えた桜の木の抜根

抜根・伐根

樹高6mほどの枯れ枝が多い枝垂れ桜の剪定のご依頼を頂きました。

今回ご依頼を頂いた枝垂れ桜。定植後25年ほどのものです。


実際に剪定を始め、作業を進めるうちに細い枝の殆どが枯れ、太い枝はスポンジのようにスカスカになっています。
全体を良く見回すと根元付近に大きなサルノコシカケがありました。
サルノコシカケ等が木に生えると菌が全体に行き渡り、早かれ遅かれ枯れてしまいます。

サルノコシカケが生えた状態。かなり大きいので既に菌が幹全体に行き渡っている可能性が高いです。

こちらのお客様はこの木の下に車を停めていらっしゃいます。
今後の事を考えると強風で枝が落ちて車を傷つける前に伐採or抜根が良いのではないかと判断し、その旨ご提案し抜根となりました。

緑の丸で囲まれた根は菌で傷んでいます。赤丸の方はまだ大丈夫そうです。

抜根の作業を進めながら根を観察すると既に菌で傷んだ根があります。
こうなってしまっては水を揚げられませんから、枝が枯れてきます。

根の大部分が腐食しています

上の写真は掘り上げた根全体が分かりますが、大部分で腐食が進んでいるのが見受けられます。

皆様のお庭の木が元気がない場合には一度キノコの発生の有無を確認してみてください。

【抜根施工地:世田谷区代田】


コメント